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Posted by たまりば運営事務局  at 

2015年04月26日

たんぼの学校・ハーブの学校 オリエンテーション&入校式

先週に引き続き、農の学校の「たんぼの学校」と「ハーブの学校」のオリエンテーションが行われ、早速田んぼを見て回りました。


たんぼの学校、中級以上が在籍する「豊年倶楽部」。今年は15組50名、応援隊は4組7名が参加して、6枚の田んぼを耕作します。もちろん有機農法で、除草は人海戦術です。早速新人対象のトラクター講習会を開催。実地の田おこしで、真剣な面持ちでハンドルを握ります。

一昨年蒔いた蓮華が花をつけました。


さてさて、午後からは、畑の中耕機のエンジンがかかりにくいので、たちばな農機さんにメンテナンスに来ていただき、部品を交換。キャブレターとエンジンをかける紐を取り替えて、これで快調に畑を耕せそうです。


農家さんは大変ですよね、農業用機械は高価でメンテナンス代も馬鹿になりません。


  


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 00:27Comments(0)たんぼの学校農の学校

    2015年04月14日

    農の学校、畑と果樹の入学式&オリエンテーション



    14年目に入った「小田原農の学校」。毎年繰り返される入学式~修了式、「たんぼ」「はたけ」「ハーブ」「果樹」4つの学校は10コース程に分かれ、300人弱が登録、過去を振り返ると、延べ35000人程が交流体験をしたことになる。


    4/12は「はたけの学校」と「果樹の学校」の参加者が集まって、入学式&オリエンテーション。会場に収容しきれず2回に分けて行っている。
    ここが肝心で、お互いの本気度を確かめ合う場だ。権利・義務をはっきりさせて、約束しあう。当たり前のルールから、はたまた収穫物の分配まで、ここが肝心。
    後半は各学校に分かれて更に詳しい説明会。
    こちらは果樹の学校、


    代表の長谷川さんは上辺だけの交流ならやらないほうがいい、とまで言い切る。この後はマッチングがあり、それぞれの組み合わせが決まったら三々五々圃場に向かう。

    さて、はたけの学校だが、今年はキャンセルが相次ぎ10家族でのスタートだ。農の学校の一番の特徴は地域の耕作放棄地をお借りしての体験農場ということ。そして幼児が多いのも特徴。

    まずはスタートにあたり記念撮影。後ろにうっすらと富士山が見える。


    今年はインストラクターが交代、大谷賢司さんと晶子さん御夫妻が担当してくださる。自らも有機農業に取り組み、珍しい種類の養鶏、棚田での米作りや野菜つくり、「種」について極め、ご自身も体験交流の場やイベント・講座を開催し研究熱心な方だ。


    スタートにあたり、「何事にも必ず意味がある。考えながら作業をして欲しい」と大谷さん。


    レークで表面の草取りをして

    畑の石が多いことから、まずはゲーム感覚で石拾いから始めた。子供はもちろんの事、大人も真剣に競争しながら石拾い。

    最後にはかりで計って競う。


    苗を植える準備だ。マルチ張りは基本、人によって張り方が違い、それぞれに工夫がある。ここは農家さんがこだわる場面だ。


    糸を張り、その糸に沿って鍬で溝を切っていく。今回は135センチのマルチを張っていく。風が来ても飛ばされないようしっかりと固定し完成。
    次の活動日には夏野菜の苗を植えていく。









      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 00:24Comments(0)農の学校

    2015年03月16日

    はたけの学校修了式~産直の原点は、交流から





    2009年からスタートして果樹の学校は9年たちました。たんぼの学校、はたけの学校、ハーブの学校から遅れてスタートした果樹の学校。今では受け入れ側も慣れてきて、一年間通うファミリーと親戚づきあいに近い交流が行われているところもあるようです。
    梅・キウイ・みかんを中心に、野菜も加えて農家の暮らしに沿った作業を体験するのですが、子供だけでなく大人にとっても新鮮な体験コース。今日は15家族50人が修了試験の結果、修了証書をもらった。
    参加者からはお礼の気持ちを表した色紙やお手紙・写真、中にはお手製のクッキーを農家の方にプレゼントする家族もいて、それぞれの交流の一年間が感動で締めくくられた。


    昼食は婦人部の地元特産物を利用したお料理にたんぼの学校のお米(キヌヒカリ・黒米)のお料理で、交流しました。
    ここでの体験が子供たちの心に刻まれ、農や環境への理解へとつながり、また、大人も賢い消費者としての目を養うことにつながっていくことで、一年間受け入れてくれた生産者も報われることでしょう。


      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 19:09Comments(0)農の学校

    2015年03月13日

    みかん畑の耕作放棄地の復活と交流の可能性

    十年放棄されるとみかん山も雑木林になるのです。みかんの保管庫だった小屋も傾き、錆び付いたスプリンクラーやコンテナ運搬用のレールがみかんを生産していた頃の面影を残しています。


    誰か自然薯堀に入ったのでしょう、大きな穴があちこちにあり、ここだけ人の手が入って、みかん畑とは言い難い。これが「耕作放棄地」、どんどん増えてます。
    園内にはレモンやニューサマーオレンジが大木となって空を仰いでいます。


    その間を縫うように雑木が茂り、一角にはお茶畑があり、元園主が好んだのか数種類の椿がこれまた大きく育って花をつけています。


    足元を見ると蕗が葉を広げ、目を移すと月桂樹の木もあり、人が手を入れた里山の成れの果てが目の前に広がります。
    この地域一体は、昭和35年のみかんの大暴落以前は、活気に満ちたみかん産地で他県からの出稼ぎの人も大勢入ってそれはそれは賑やかだったと、話に聞きます。



    とりあえず7反を復元しようと、長谷川農園の研修生たちが手を入れ始めました。


    小屋に侵入してそのままミイラになったハクビシン。ミイラ化してカラカラ。




    電気も水も引かれているので、交流にも使えると長谷川さんが案内してくれました。パルシステム神奈川ゆめコープと一緒に視察、開梱し始めた山を呆然と見つめつつ、その先の希望が見えます。長いスパンのストーリー、それぞれの頭の中で、夢が広がり、現実に引き戻されたり、産直交流に醍醐味です。さて、NPOにできることは・・・・
      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 13:35Comments(0)農業地域活性化

    2015年03月01日

    はたけの学校2014修了式






    あいにくのお天気でしたが、満開の梅の花がしっとりと雨に濡れて、静かな春の一日
    はたけの学校の修了式が行われました。
    修了証書NO.180



    180家族が畑で汗を流し労働と学びと遊びを体験し、感動とともに卒業・中級進級をしていきました。
    4人家族としても、720人が一枚の畑から恵みをいただいたことになります。



    土の力と指導してくださった歴代4名のインストラクターの方々に感謝。
    3年務めてくださったはなまる農園の石井さんも今年で卒業
    本業に加え、新たな事業展開で多忙を極め、今年もなんとかやりくりして畑に通ってくださいました。
    引き出しが多く、栽培だけではなく、調理や野菜への深い造詣、沢山のことを参加者に
    伝えてくださいました。






    参加者からは一年の報告がなされます。写真やコメントからは嬉しさがいっぱい、
    インストラクターの石井さんもホッとされた様子。
    ひとりひとりにコメントと修了証書を渡されました。
    この報告レポートは、6月に行われる総会で展示します。



    今年また新たなはたけの学校が開講します。募集はあすの4時まで
    まだ間に合います。
    新インストラクターの大谷さんはスペシャルシードマイスター(種の保存)の資格も持ち、
    ミツバチや珍しい種類の鶏を飼ったり、麹から手作りする醤油や味噌作りなど多才です。


      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 20:40Comments(0)農の学校

    2015年03月01日

    梅の里からの贈り物




    豊年米(キヌヒカリ/精米)10kg、ブルーベリージャム、緑みかんシロップ、小みかん唐辛子、湘南ゴールドゼリー、曽我の梅干、小梅ぼし★
    曽我の特産物をギュッと箱に詰めてみました。会員さんからの要望で詰合せたギフトです。予算は9千円・・・箱を開けて喜んでくれるかな
    (*´∀`)♪なんて思いながら、品物を選びました。  


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 18:07Comments(0)商品

    2015年02月21日

    曽我梅林は花盛り

    早咲の十郎梅の花


    梅まつり開催中、今日も観梅日より沢山の人出が見込まれます。
    何といっても曽我梅林の特徴は農家さんが梅林を開放してくださることで、ほかの観光梅林との違いです。


    十郎が咲き誇ったあとは、南高梅や白加賀といった品種が次々に開花します。
    晴れた日には富士山も望めます。




    地元の農家さんの協議会がお店を出しているので、手ぶらで来てもお食事と宴会が楽しめます。


    お帰りに梅の里センターの販売コーナーで是非お土産をお買い求めください。
    NPO法人小田原食とみどりが小田原市から管理を委託されて運営しています。




    「曽我の誉れ」はこの地の地酒です







      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 11:39Comments(0)

    2015年01月19日

    ハイキング♪&みかんの収穫体験~♫

    〈消費者の学びの場、農家の手助け、耕作放棄地解消の社会的活動、と「三方良し」のみかん収穫体験でした。〉


    真っ白な雪を頂いた富士山がくっきりと。お天気に恵まれてのハイキングを兼ねたみかんの収穫体験。

    下曽我駅前の「梅の里センター」から梅林を抜け、山道を登りみかん山へ




    ここはハイキングコースにもなっており、相模湾・箱根連山・富士山、そして眼下に曽我の梅林がパノラマ状に広がる眺望が楽しめるところです。
    思った以上の急坂をものともせず、3歳から77歳までの老若男女が入り混ざり、咲き始めた梅の花を眺めながらみかん山を目指しました。



    この時期のみかん刈りでは人が集まらないのでは、との心配をよそに30名以上の方が応募して下さいました。
    みかん畑は昨年まで70代の御夫婦が耕作していたそうですが、体力的に厳しくなり、川久保さんが引き受けて小山田さんとともに市民を巻き込んだ「みかん再生プロジェクト」を実施している圃場の一角です。



    想像以上の急斜面に皆一様に驚きの声!!






    山を縫って上まで続くみかんコンテナ運搬用のモノレールにつかまりながらよじ登って目的地へ。「こういうところから耕作放棄されていくんです」との説明に頷きながら、皆熱心に収穫。鈴なりのみかんは時期的には少し遅いようですが、あまくて美味しい!



    みかんを収穫しながら、曽我のみかん山の現実にそれぞれが思うところがあったようです。




    鳥が食べないよう網をかぶせてくれていましたが、賢いヒヨドリ・ツグミ(?)は中に侵入、食べ散らかした様子がありあり。


    木のぼりしてもぐ男の子とお母さん、下にもぐって丁寧にもぐ女の子、思い思いに食べながらハサミを入れます。
    みかんはむしらないで、ハサミで二度切りするんだよ、と教えられた通りに上手に収穫。
    見晴台で景色を楽しみながらお弁当。



    川久保さんと小山田さんにお礼を言ってから、下山。



    帰りの楽しみはアイス工房のジェラート。



    梅の里でお土産のみかんをもらって、解散。
    曽我をまるごと楽しむ企画だったと参加した方からの感想。

    みなさまお疲れ様でした。
      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 00:49Comments(0)食農教育

    2014年12月07日

    ある認定NPO会報への寄稿文






    JR御殿場線下曽我駅から早足で15分、畑の中にぽつんと平屋板張りの「曽我みのり館」がある。丹沢の山並みの向こうに富士山を頂き、清々しい景観の中に置かれたこの施設は、バブルの頃の竹下内閣のふるさと創生1億円で立てられた梅の里センターの分館である。農村活性化住環境整備事業と位置づけられ、地域活性化のための中核施設として建てられたが、施設の利用率は50%に満たない。NPO小田原食とみどりはこの施設の指定管理者であり、ここを拠点に活動している。
    温暖肥沃なこの地では、様々な作物の開花と収穫が繰り返されて農閑期がないようだ。一方、都市近郊でもあり専業で農家を継ぐ人も少なく、高齢化が進み抱える課題も多い。近年、山の紅葉が綺麗になったと感動の声を上げたら、地元の果樹農家は、みかん山が荒廃し落葉樹が増えた証だと云う。
    ジョイファーム小田原と生協パルシステムの35年に渡る農産物の産直関係から生産者と消費者が手を結び、地域の課題解決まで更に踏み込んだ交流をしようと、この地で交流事業を初めて15年が経ち、NPO設立から10年が過ぎた。
    耕作放棄直前の農地を借りて「農の学校」を主催している。作物の成長とともに学び・働き・遊ぶ年間プログラムの登録者はファミリー中心に300人弱、地元だけでなく都市部の横浜・川崎・相模原などから通いつめる。たんぼ・畑・ハーブなど9コースで約1ha(11箇所)を無農薬無化学肥料で耕作し、そこでとれた黒米などの産物の販売も行い運営費に当てている。また果樹(梅・キウイ・みかん)コースは、生産農家に受け入れてもらい、農家の日々の暮らしも体験し農への理解を深めてもらう。その他収穫体験や研修受け入れで、年間延べ3000人の交流を行なっている。目的の1つである食農教育をすすめる中で、一人一人が農産物を選ぶ目を養い、賢い消費行動をすると、社会を変える力を持つことを訴え続けている。






      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 11:32Comments(0)

    2014年11月30日

    オニオンオーナー(玉ねぎの苗の植え付け)



    たんぼの裏作に玉ねぎを植えました。有機農家を応援する国の補助事業で「小田原有機の里づくり協議会」から企画運営を任されたものです。


    30家族70名ほどが県内から参加し、1区画100本の玉ねぎ農家の竹井さんの指導のもと植えつけました。


    5月にはうまくいくと有機栽培の玉ねぎ10キロが収穫できます。参加費が無料という参加者にとっては嬉しい企画です






     




      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 21:27Comments(0)農業

    2014年06月25日

    10周年記念シンポジウム(6/22)「農業」と「林業」の出会い







    協議会とNPOの総会に合わせ開催されたシンポジウム「協働から 小田原の未来を描く」を開催しました。
    タイトル通り新しい出会いの場となりました。






    農業にも林業にも共通する課題があることが、農家のとりいさん、材木屋さんのたかぎさん(林青会)のお話から伺え、お二人のリアルな話は聴衆の心をぐっと掴み、会場を熱くしました。
    共通するのは、若手リーダーであること、先代までが培ってきた伝統や技術を活かしそれぞれ生業としつつも、世代交替の中で新たな展開を模索し、実践していること。
    小田原の林業取り組みの仕掛け人の農政課あずまさんもパネラー補助と言いながら、しっかり発言し会場を沸かせてくれました。


    NPO立ち上げ当時からお世話になった農政課かなべさんも、これまでの経緯をお話くださった。


    パルシステム連合会のよこやまさんは、地域をほりおこすと魅力ある若者がたくさんいることを全国の産地の例から話された。


    コーディネーターの中村先生が最後にまとめてくださった。
    「国民は農業に関心がない。今の田畑がある風景を、あたりまえだと思っているが、やがてなくなる。
    なくなってからでは遅い、今のうちに何とかしなければいけないことに気づいて欲しい。
    現政権での関心ごとは、成長路線・規模拡大・国際協調の3つ。
    地域づくりには無駄がある。このムダが文化なのだ」と。
    共感できる。まとめをして下さりきっかり12:30に終了(流石もとNHK)


    豊かな地域づくりには、業種を問わない新たな協働が不可欠ではないだろうか。

    川上(森林)・川中(川・里山)・川下(海)で、次世代の若者が連帯いていくことは、
    きっと小田原を元気にしていくことでしょう。
    今度は若い人たち同士で顔合わせをしたい、と若手のたかぎさんから要望が出された。
    さあ、これからおもしろくなります。

    終了後、交流会が行われました。



    曽我の梅干し、NPOのお米に黒米のおにぎり、NPOスタッフが栽培した無農薬玉ねぎなどのお料理、ハーブクラブのハーブティー、ジョイファームの緑みかんシロップのジュース、バレンシアオレンジなどなど
    おみやげは、ジョイファームのレモン・神奈川中央養鶏のこめたまご・ビスコッティ・NPOの黒米





      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 12:31Comments(0)NPO小田原食とみどり

    2014年06月19日

    6/22(日)総会&設立10周年記念シンポジウムを開催します



    「NPO法人小田原食とみどり」はこの7月で設立10年を迎えます。「農」をとおして環境と調和した暮らしの提案や環境にやさしい農業に取り組む地域農業を応援してきました。
    耕作放棄地を1ha近く借りて「農の学校」を運営してきました。都市の消費者が体験できる収穫体験や「農の学校」、薬膳やヨガといった各種講座に延べ3万人の方が参加しています。
    10年を節目に小田原の異業種の方々と交流し視野を広げて、協働の力で小田原の魅力を高めともに未来を築いていきたいとシンポジウムを企画しました。
    問い合わせ先:080-5016-0465  


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 14:20Comments(0)

    2014年06月11日

    ネイチャーヨガ教室 参加者募集中!第二次締切6/25

    梅の里センター(JR下曽我駅下車徒歩1分、駐車場あり)で6/28(土)から月2回(全8回)教室を開きます。
    講師の旭先生は、大手スポーツクラブで長年インストラクターを務めておられる人気講師です。ネイチャーヨガを提唱し登録商標をお持ちです。無理なく初心者から参加できます。もちろん経験者も先生から色々なアドバイスも頂けます。



    お申込み・お問い合せは、desk@shoku-midori.or.jp 080-5385-0465(小野)まで





      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 09:47Comments(0)健康

    2014年06月08日

    梅の収穫体験と、曽我のにぎりめし(5/31)

    生産者と消費者をつなぐ「生協パルシステムのカタログ」を制作している編集室の皆さんが
    ジョイファーム小田原に研修にやって来た。
    交通渋滞で1時間遅れで到着した皆様、お疲れ様!!!


    顔と顔が見える関係って?
    安心を求め生協に入った組合員。なのに作った人の顔は遠い!
    一方の生産者も、自分が丹精込めて育てた農産物を食べる人の顔が見たい!
    顔と顔をつなげるのが、パルシステムのカタログ「コトコト」と「きなり」
    情報があふれる時代に情報がうまく伝わらない。と悩むのは「シータス&ゼネラルプレス」の編集者たち



    これは、現場に行くしかない!
    そこで企画したのが「産地探訪 食と農プログラム in 小田原」


    怪我以来、自由に飛び回ることが少なくなった長谷川代表はいつもの厳しさとは打って変わって、満面の笑みを浮かべて歓迎の挨拶をした。
    組合員にも生協職員にも人気者の鳥居さんは、40名の編集関係者を迎えてさらに雄弁になる。



    梅の収穫最盛期で猫の手も借りたい生産者8人が梅林に受け入れて下さった。
    鳥居ひろ子さんの梅林は足場が悪く長靴持参で畑に入る。
    参加者も今日は援農の意気込みでやって来た





    梅の話、普段の暮らし、生産者の話に耳を傾ける。
    名残惜しそうに圃場を後に、再び梅の里センターに。



    作業を終えて頂く「緑みかんシロップ」のジュース。さわやかな摘果みかんの青々とした香りを酸味に疲れが吹き飛ぶ。


    さあ、曽我の梅干しとNPOたんぼの学校で生産された黒米ご飯で「曽我のにぎりめし」作り。NPOスタッフが準備した飯台ごとにグループで作業開始




    昼食ではパルシステムの食材と地場のものを使い、女性部が手作りした料理とおにぎりで交流を深める。




    午後の座学交流会は長谷川代表、鳥居さん、ジョイファームの大須さんがそれぞれの立場から日々思うこと生協に期待することなど話され、私もNPOの目指すところ、歩みと活動について話した。参加者からも意見が出され、相互の交流出来た。皆様からも好評を頂いた研修会だった。
















    NPOの黒米がお土産に渡され、長谷川さんからも玉ねぎや梅が渡され、販売コーナーでは沢山お買い物をして頂きました。
    ありがとうございました!




    お疲れ様でした。またお越しください!



    㭴  


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 14:35Comments(0)食農教育

    2014年05月25日

    黒米 苗作り~籾の蒔き方 (4/29)



    田植えを来週に控え、今日は「たんぼの学校」メンバーが取水口の整備や畦の修理など田んぼの整備をしています。
    インストラクターの高橋さんのおたくの庭で水やりなどの面倒を見てもらった黒米のアサムラサキの苗がすくすくと育ちたんぼに移されました。黒米の苗は葉先のへりに黒いラインが入っているので見分けがつきます。



    以下は、4月29日に黒米の籾蒔きをした様子です。(報告係たにぐちさんの記録抜粋)

    作業手順
    1、5日前からモミを水に浸けておきました。
    カビが出ないように酢を少々水に入れています。

    2、土は、昨年まで赤玉土でしたが、今年は赤玉土に肥料が配合された「有機質
    育苗培土」24リットル×3袋を使用。


    3、育苗箱16個用意。



    4、育苗箱の底に土が漏れないように新聞紙を敷く。


    5、床土を入れる。



    6、土が箱の縁から6~7㎜低くなるように整地板(深切込)で均す。




    7、土にたっぷりと水を撒く。



    8、モミを均一に撒く(1箱あたり110g)







    9、モミが隠れる程度に土を被せる。




    10、軽く水を撒く。




    出来上がった16箱は、高橋インストラクターの家の庭にシートを敷いた上に置
    かれ、さらに上をビニールトンネルで覆い、1ヵ月間水遣り・管理いただきま
    す。高橋インストラクターが1年の内で一番緊張する時期とのことです。
      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 15:10Comments(0)たんぼの学校

    2014年04月22日

    農業体験「農の学校」たんぼ・畑・果樹・ハーブの始まりだ



    年間登録で今年も300人ほどの人が農の学校に参加されます。
    オリエンテーションは会場に入りきれず、4月13日「はたけの学校」と「果樹の学校」、4月20日「たんぼの学校」「ハーブの学校」と2日に分けて行われました。


    NPOが農の学校を運営する意味は?
    参加の仕組みやお約束やルールは?
    どんな畑で、誰が教えてくれるの?
    道具は?
    農産物のお持ち帰りは?などなど・・・
    こんな話をスターに当たりきっちりお話しして、お互いの納得の上で活動に入って頂きます。


    第二部分散会。例えば畑初級では自己紹介で参加者からは抱負が述べられ、インストラクターからは座学で基本的な知識を教えられます。


    はたけに出て、桑の使い方、マルチの張り方から教わり早速みんなで実践しました。





    果樹の学校では受入果樹農家のオリエンテーションも行われます。


    それぞれの農家さんと打ち合わせ圃場の確認もします。
    さて、たんぼの学校初級では、今年はお米の種まきを体験。


    子供の目がランラン。大人だってやったことないことだから、首はキリン状態で、背伸びして子どもたちの頭越しに見学。手が出せなかったと泣きじゃくる子、なだめる親、寒い一日でしたが会場は熱気に包まれ幸先良いスタートです。


    こうして今年も農の学校が始まりました。


      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 01:15Comments(0)農の学校

    2014年03月30日

    山野草摘み~里山ハーブ 採って・作って・食べて



    下曽我のタンク山は山野草の宝庫だ。駅から徒歩でも15分。一時間に1~2本しか電車がない御殿場線は不便だが、それと反比例して自然が沢山残っている。群生する「のびる」をまず採取。続いて「甘草」


    6月に発行する雑誌の取材にみえた「食楽風土」KRFT&FOODの方に協力して、NPOが場所提供と調理のお手伝いで協力
    たくさんの写真を掲載したいが、雑誌が出るまでは、オアヅケ。特にレシピと調理はNG。


    これまで生き物調査で、その土地に生息する生きものが環境指標となっていたが、視点を変えて、安心して口に出来る山菜がどのくらいあるを環境指標とする新しい考え方が「里山ハーブ」だと林鷹央さんがおっしゃる。


    甘草が群生。フキノトウは花が咲いている、アブラナも黄色い花をつけている。もちろん土筆も顔を出し、ヨモギも柔らかくて美味しそう。
    犬の散歩にここまで来る人は見かけない。農薬散布の心配もない。心ゆくまで草摘に興じる。
    しかし「お作法」はまもる。根こそぎ取らないこと!来年また芽が出て楽しませてくれる。
    食べる分だけ頂く。この余韻を残しておくことだ。
    次なる採取場は、弓張の滝に続く小川。木が茂り高度も少し上がっただけで草の生育が遅い。雪の下と三つ葉を採集。


    調理場面をちょっとだけご紹介。


    徳永さんは里山ハーブ料理の研究家。いろいろなアイデアをお持ちだ。このくらいゆとりある暮らしが昔はあったはず。一つひとつの手仕事が暮らしを振り返り噛みしめる贅沢な時間であったはず。
    改めて時間の使い方を考えるきっかけとなった。
    お料理の写真は雑誌発行後に掲載予定。試食タイムは好奇心一杯、美味しくて楽しくて。

    €  


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 17:20Comments(0)食 ・食文化

    2014年03月18日

    果樹の学校修了式~食卓を囲んでの交流

    果樹の学校~ 一年が過ぎ、今日は修了式。NPO理事長から修了証書を受け取る参加者の顔には緊張と笑顔が交差する。


    この地域は果樹農家が多いことから
    NPOが運営する農の学校の「たんぼ」「はたけ」「ハーブ」「果樹」と4つある中でも、このコースへの農家の交流への力の入れようは他のコースとは比べ物にならない。


    果樹の学校は、一年間同じ農家さんに通い、果樹栽培の作業を手伝いながら、農家の暮らしに触れながら交流を深める。
    修了式の今日はお世話になった農家さんに感謝の手紙を読み上げたり、手作りのミニアルバムを差し上げたりと精一杯感謝の気持を伝える。


    受け入れた生産者もこの一年で成長した子供たちを、孫を見るような優しい目で感謝の言葉を頷きながら聞いている。
    共に一年間を振り返り感慨に耽る。
    受け入れ農家の皆さん


    今日は婦人部の皆さんが地場野菜を使った料理でもてなしてくれた。食卓を囲むと一段と話が弾む。




    この経験や思い出が子どもたちの感性を育てる。
    少しでも農に関心をもち、将来思い出して手伝いに来てくれると嬉しい!
    とある農家の感想。



      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 00:02Comments(0)農の学校

    2014年03月03日

    はたけの学校修了式「こりゃ~凄い!力作揃いのレポート

    梅の花が咲く「曽我みのり館」


    さあ、一年間の活動が終わって、前に出て報告発表です。20家族が季節ごとの多種多様な野菜作りに励みました。
    こんな風に野菜をつくりた~い!!と事務局で運営ばかりやっている私は心底羨ましいです。

    これは参加者のお一人がどれだけ収穫物があったかカウントしてグラフ化したもの。こりゃ凄い!!!
    ししとう534個、アイコ(トマト)228個、ナス(210個)などなど・・・・・




    インストラクターのいしいさんは有機野菜の生産者であり、レストランも経営する、テレビにもシェフとして登場する
    多彩な若手経営者。知識が豊富で話術も巧み、参加者は引き込まれて技術を習得する。最後にいしさんから修了証が手渡される


    ここに見事なレポートがある。25枚の力作。定年退職されて週に5日は畑に通ったという方がいる。農家さながら。



    地元に帰って菜園を借りる人、継続して学校に残る人、中級コースに進級する人、様々な道を歩む参加者の皆様、ここで学んだ農ある暮らしを取り入れて、農の価値、環境に付加をかけない無農薬の野菜の価値を周りの人たちにも分けてあげて下さい。


    生憎の雨だが、満開の花に祝福されて


    2014年度はたけの学校の募集も終了しました。
    また新しい仲間を迎えてスタートします。

      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 23:56Comments(0)農の学校

    2014年02月24日

    手作り梅干し品評会2/23~家庭の味で受け継がれる食文化

    今年で8回目となる「パルシステム梅干し品評会



    パルシステム生活協同組合連合会の組合員を対象に募集したところ118点の手作り梅干しの応募があった。


    この日梅の里センターには予選を通過した25家族のうち19家族が出席した。
    神奈川県内はもとより、東京千葉埼玉、遠くは茨城からも参加され、
    老若男女が「梅干し」をテーマにこんなにも盛り上がるものかと思うほどに
    みな「手前味噌」ならぬ「手前梅干し」の話に花が咲いた。














    応募者の最年少は11歳のI君、最年長はもうすぐ84歳のお誕生日を迎えるという地元のSさん
    お二人共受賞した



    I君はパルシステム賞・・・赤梅干しでの受賞
    Sさんは白梅干し部門で優秀賞
    Sさんは、やっと理想と思う梅に出会った。それが曽我の十郎梅だとおっしゃる
    頂点に立ったのは、Tさん。4年連続落選し続けて、粘り強く挑戦され、今年見事大賞を受賞された。。



    初めて漬けて出品して見事受賞するする人、
    昨年とは赤白の部門を変えて出品する人
    いろいろな工夫で、プロの生産者も参考になるという。

    今年もパルシステムの協力会社ロジカルの全センター職員が梅干しを作って
    社内品評会をやったそうだ。



    皆さん腕を上げた!!!
    手作り味噌作りにも挑戦しているという。
    食を預かるものとして一番大切なものを学んでいらっしゃる。
    勤務外で取り組む姿勢に頭が下がる。




    究極は、白いご飯にのせておいしい梅干し
    これが最高レベルの梅干しだ

    6月に青梅を買って漬ける
    その後品評会にエントリー
    1月の第一次選考で25点に絞られる。
    同じような材料でこんなにも違う味と、物語が生まれるものかと
    審査員もうなるばかり・・・
    初回から副審査委員長を引き受けているが
    年々梅干しがレベルアップして、審査も難航する。
    審査委員長はジョイファーム小田原の長谷川功氏
    審査委員は小田原梅農家の穂坂さん、和歌山から大紀コープファームの王隠堂さん・和田さん等6名
    紀州はしそを使った赤梅干し、小田原は白梅干しと産地で特色がある。
    和食が世界文化遺産に登録され、ご飯に梅干しは和食の王道、これを機会に更に梅干し文化を広め継承したいものです。





      


  • Posted by たんぽぽの綿毛  at 14:18Comments(0)食 ・食文化