2014年06月25日
10周年記念シンポジウム(6/22)「農業」と「林業」の出会い
協議会とNPOの総会に合わせ開催されたシンポジウム「協働から 小田原の未来を描く」を開催しました。
タイトル通り新しい出会いの場となりました。
農業にも林業にも共通する課題があることが、農家のとりいさん、材木屋さんのたかぎさん(林青会)のお話から伺え、お二人のリアルな話は聴衆の心をぐっと掴み、会場を熱くしました。
共通するのは、若手リーダーであること、先代までが培ってきた伝統や技術を活かしそれぞれ生業としつつも、世代交替の中で新たな展開を模索し、実践していること。
小田原の林業取り組みの仕掛け人の農政課あずまさんもパネラー補助と言いながら、しっかり発言し会場を沸かせてくれました。
NPO立ち上げ当時からお世話になった農政課かなべさんも、これまでの経緯をお話くださった。
パルシステム連合会のよこやまさんは、地域をほりおこすと魅力ある若者がたくさんいることを全国の産地の例から話された。
コーディネーターの中村先生が最後にまとめてくださった。
「国民は農業に関心がない。今の田畑がある風景を、あたりまえだと思っているが、やがてなくなる。
なくなってからでは遅い、今のうちに何とかしなければいけないことに気づいて欲しい。
現政権での関心ごとは、成長路線・規模拡大・国際協調の3つ。
地域づくりには無駄がある。このムダが文化なのだ」と。
共感できる。まとめをして下さりきっかり12:30に終了(流石もとNHK)
豊かな地域づくりには、業種を問わない新たな協働が不可欠ではないだろうか。
川上(森林)・川中(川・里山)・川下(海)で、次世代の若者が連帯いていくことは、
きっと小田原を元気にしていくことでしょう。
今度は若い人たち同士で顔合わせをしたい、と若手のたかぎさんから要望が出された。
さあ、これからおもしろくなります。
終了後、交流会が行われました。
曽我の梅干し、NPOのお米に黒米のおにぎり、NPOスタッフが栽培した無農薬玉ねぎなどのお料理、ハーブクラブのハーブティー、ジョイファームの緑みかんシロップのジュース、バレンシアオレンジなどなど
おみやげは、ジョイファームのレモン・神奈川中央養鶏のこめたまご・ビスコッティ・NPOの黒米
2013年07月02日
第9回通常総会 6/23~無事終了
2004年に地域に根ざした活動を深めるためにNPO法人を設立してから10年目を迎える。この日はパルシステム神奈川ゆめコープとジョイファーム小田原がすすめる「小田原食と緑の交流推進協議会総会」も同時開催した。
関東農政局の丸田氏、小田原市農政課長神名部氏、神奈川県環境農政部高階氏、パルシステム連合会山本理事長、パルシステム神奈川ゆめコープ吉中理事長など多くの皆さまにご挨拶を頂だき、開会した。
NPOの主軸事業は、「農の学校」と小田原市からの会館指定管理事業。耕作放棄地1.1ヘクタール余りを利用権設定の制度で借り上げ、農の学校の参加者が耕作している。たんぼ、はたけ、ハーブ、果樹など12コース300名弱が年間登録して毎週、どこかで活動が行われている。
壇上のお花を活けてくれたのは、ハーブ倶楽部の3名の方々。早朝ハーブ畑でお花を摘んで、こんなに素敵なお花で総会に華を添えてくださった。毎年恒例になった私のお楽しみの一つ。
パルシステム神奈川ゆめコープの組合員が作った津久井大豆をカジノヤさんが納豆にした。わらを提供したのはたんぼの学校、農薬をつかわず作った稲わらだ。味わい深い昔懐かしい藁の納豆、その名も「わらっと納豆」。2012年活動報告の中で、皆さんに披露。手にしているのがパッケージ。
NPOの理念、志は高く持ちつつも、経営はなかなか厳しい。経営基盤の強化が最大の課題だ。
しかし、年間4000人近い交流を行いながらも、事故もなく参加者には一定満足感を味わっていただけていることを総会で報告し、確認できた。長年理事を務めてくれたFさんが退任された。後任はUさん。人が循環しながら組織が継続する。豊かな地域は人々が協同し、その原点は食と農にあり。
2012年12月10日
最終回 薬膳料理講座第7回
4月に開講した「薬膳料理講座」が最終回を迎えました。楽しみにしていたフィールドワーク自然薯掘りが、講師K氏の体調不良で急遽プログラムを変更し、薬膳茶を頂きながらのまとめ理論と先生への質問タイムといたしました。
虚弱な体質による多汗・疲労・無気力・めまいの改善が期待できる、補う働きと収斂させる働きを組み合わせた「黄耆大棗茶(おうぎたいそう茶=黄耆・なつめ・梅の燻製)」(右)
気血の流れを良くする二参茶(吉林人参・三七人参・蜜柑の皮)
(左)
30分水に浸してから、30分煎じで漉すして出来上がり。
二参茶は、材料の三七人参の成分で、これでもかというほどの苦さ。はちみつの準備を忘れ、事務局の失敗です(>_<)
「黄耆大棗茶(黄耆・なつめ・梅の燻製)」はまろやかでした。なつめは捨てずに口に入れるとほんのり甘くて美味しい。
薬膳茶を頂きながら本草薬膳学院の平尾先生を囲んで最後のまとめをしました。初回の理論が難しかったという参加者の声に応えて、用語説明から食薬の主な働きや性質、どこに効果があるかなど、わかりやすく説明が聞けて皆さん納得。
質問タイムは活発で、参加して頂いた方々から次回の企画を期待されての散会となりました。
2012年12月03日
わらとハーブのリース作り~たんぼ&ハーブの学校
たんぼの副産物はいろいろあるが、中でもわらの利用法は豊富です。
7月にはわらを使ってかかし作りもしました。
クリスマス、お正月とオーナメントを替えるとどちらにも変身。
たんぼの学校でマイ田んぼを営む石川宏子さんを講師に思い思いのリース作りに挑戦しました。わらの暖かい手触りとぬくもりと、わらの匂いに包まれて優しい時を過ごします。
夢中になるとつい無言になります。同じわらの土台でもこんなに多様な作品ができるところが面白い。
性格がしっかり出てきて、最後の講師の総評が(*^_^*)ほっこりみんなの気持ちを温めました。
さて、こちらはハーブの学校インストラクター養成講座の生のハーブを使ったリース作り。部屋いっぱいにハーブの香りに包まれて幸せ気分。
ハーブ畑から素材いろいろ
指導は茅ヶ崎香りアンドハーブ アールグレーの熊谷先生ご夫妻。
今日の下曽我は、楽しい企画が盛りだくさん。田んぼではわらを燃やして焼き芋大会、こちらは中級コースの豊年倶楽部。
2012年08月19日
とれたて無農薬夏野菜カレー 「はたけの学校」8/19
鮮やかなゴーヤ、地面に落ちてこうして子孫を増やします。種は甘いと友人からさっき教えてもらったところ。
知らなかった、今まで完熟物は捨てていました。
さて、小田原では毎週末イベントがあります。
今日ははたけの学校交流会、70人が集いました。
メインはお父さんたちがつくる「豪快夏野菜カレー」
中玉のオニオンがゴロゴロ入ってます。ナス、トマト、ゴーヤ、玉ねぎなど・・・・
土と戯れ、自然の中で過ごす時間は貴重ですが、中でも収穫は至福のとき。
特に子供たちには
インストラクターの石井さんは、野菜作りはもとより料理の講師も務める多才な方。
彩り豊かなグリーンサラダ、採りたてのみずみずしさと美しさ
こちらはたんぼの学校無農薬米を使ったライスサラダ
多種多様な野菜たち、どっちがかぼちゃで、どっちがズッキーニ?
答えは丸い緑がズッキーニでひょうたん型がかぼちゃです!!
無農薬には、極暑に地をはっての丹念な草取りが
オクラの花は目にきれいで、食べても美味。この時期にしか頂けないごちそうです。酢の物で
今日は眺めるだけでした・・・
2012年08月18日
薬膳~第5回最終回は「老化防止」
最終回は「老化防止」
「老化とは、加齢とともに不可逆的に進行する生理学的および形態的な衰退現象」だそうだ。
不老不死の薬は無いけれど、少しでも老化を遅らせることは心がけ次第です。
食事・適度な運動・睡眠・・・より良い生活習慣で、グっと若さが保たれるのではないでしょうか。
先ずはシンプルな蒸し野菜。
かぼちゃ・人参・ズッキーニ・ブロッコリー・しいたけなど・・・
野菜は切り方で、食味が変わってくる。一口大に薄めにきる。ごろっと大きくしない。
山楂(さんざ)ドレッシングをサッとかけて頂く。
さっぱりと、食欲が増します。
※山楂ドレッシングの作り方
山楂酢 : 醤油 ・・・ 1:1の割合
(山楂酢とは、酢に 輪切りドライ の山楂をつけておいたもの)
海老と胡桃の炒め物
*材料*(本草薬膳学院レシピ)
・えび 300g ・胡桃 100g ・クコの実 30g ・ピーマン 3個 ・ネギ 20g
・生姜 10g ・紹興酒 大さじ1 ・片栗粉 大さじ2 ・サラダオイル 大さじ1
・ごま油 小さじ1 ・塩少々
1,胡麻は乾煎り、クコの実は紹興酒につけ、戻す。ネギは斜め切り、ピーマンは乱切り。
2,海老は背わたを取り、紹興酒、塩、片栗粉で下味をつけ、サラダオイルで炒める。
3,熱したなべにサラダオイル、生姜ピーマンを炒め、胡麻、クコの実、水、塩で味を整える。
海老を加え、水溶き片栗粉でとろみを付け、ごま油・ネギを散らす。
五香麺茶~老化対策におすすめの薬膳茶
材料はこれ
長芋と胡麻のシェイク
身体に良さそうなメニュー、真夏にはちょっと重たいようで、残ったものは、参加者の皆さんがお持ち帰り。
2012年06月24日
総会は盛会・・・NPO田んぼ岩渕氏講演会は中止
第8回総会が行われた。挨拶に立つのは長谷川理事長。
「小田原食と緑の交流事業」を共にすすめる「小田原食と緑の交流推進協議会」第11回の総会と同日開催だ。
会場は梅の里センター、NPO役員・正会員・賛助会員・協議会役員・生産者等70名弱が集まった。
小田原市経済部農政課、神奈川県県西地域県西総合センターからも出席頂いた。
昨年一年間の交流参加者は3822名、一昨年の4300名から減少したが、原発事故による放射能汚染が気になり表に出たくない、土に触れたくない、そんな意識が参加者に働いたと思われる。
産直商品と連動した予算の組立をしており、今年は財政困難。
交流当初の産直取引が2億から現在は1億3千万に減少したことが議論となり、生産者からも高齢化と気候変動が要因と意見が出されると、天候はともかく高齢化問題は卵が先か鶏が先か、断ち切るアクションをおこすべき、と別の生産者。
NPOの役割を生産者に伝える難しさがある。生産と消費、そこをつなげるのは農産物の価値を伝える力、NPOが介在することで、消費行動を変える力を持てるか、試される。総会は生産者へのプレゼンでもある。
たんぼの学校の参加者からは、草取りが大変、草取り応援隊を増やして、との要望。
短時間ではあるがそれぞれがこの交流に傾ける思いを感じる総会だった。
〈総会参加者へのお土産〉
* たんぼの学校で作った無農薬黒米
パルシステムの助成金を元手に色彩選別機を購入、選別機に2度掛けし、エージレスを投入、シーラーで封印。
* 平田産業の菜種油
* 岩手花巻の発芽玄米。ささやかながらこだわりの品。
◆残念なのは、総会後に予定していたNPO田んぼ岩渕成紀氏講演会が中止になったこと。
氏は、ブラジルで開催された「リオプラス20」に参加、帰国を一日繰り上げ公演して下さる予定だった。飛行機トラブルで帰国が叶わず、講演も中止。
リオでは急遽NPO田んぼの発表の場もあり、ホットな報告も聞かれるかと楽しみにしていただけに、残念!!
日本での報道は控えめだったが、現地での熱気はネットや岩渕氏のHPでも伝わってくる。
講演会参加者あてにメッセージを寄せて下さった。それを代読し出席者にお詫びした。
(以下、メッセージ)
今回、航空機のトラブルで私の講演ができなくなったことを深くお詫びいたします。
現在、リオでこのメールを書いている岩渕です。講演に集まっていただいた方々に一言メッセージをお伝えいたしますので、読んでいただければと思います。
東日本大震災で、示されたように人々の絆とコミュニティーの力の可能性は、将来的にますます重要性を提言し続けています。国連持続可能な開発会議 (リオ・プラス20)の最終段階の合意文書『Future we want 私たちがもとめ る未来』第五章の領域のDisasters Risk management(災害からの危険回避)で、地域(ローカル)レベルの自治・管理から地域再生と福祉基盤の充実をはじめ、農山漁村と都市の交流などの 地域間連携、世界レベルでの環境に関わる国境調整、大気、海洋、生物多様性などグローバルコモンズの共有管理に至るまで、市民参加や各種パートナーシップ 形成が加わって、はじめて大きな危険回避の役割を果たすという視点が示されました。
3.11東日本大震災と津波を経験した我が国にとって,今回のリオ+20のテーマは,特別な意味を持っています。自然の力によって大きな被害を受けた日本国民として,
「持続可能な社会とは何か」という根源的な問いかけに真摯に向き合うことの重要性が問われたことです。これは、世界とともに自然と調和した社会,文明のあり方について足元から考える良い機会が与えられたことなのです。
宮城県の沿岸部の4ヶ所で再生している生態系のレジリエンス(復元力)を利用した田んぼの復興は、今、世界に希望の光を灯し続けています。私達 は、重機や化学的資材を使わずに3つの力を使って農地を復元することに成功してきました。それは、1)水の力、2)生態系の復元力、3)市民の力を信じる ことを貫き通すことです。
日本人は古来より大自然の恵みには感謝を,脅威には畏敬の念を抱いてきました。『禍福は糾える縄のごとし』という諺には、このような「自然との共 生」のその経験で培った、伝統的な知恵があります。津波に被災した農地は、洪水による土地の肥沃化と同じ原理が働いていることも分かって来ました。気仙沼 大谷での昨年の収穫量は、事実一昨年の1.5倍に登ったことを忘れてはなりません。更に500キロにもおよぶ津波被災地の神社は、その数が百数十箇所にも 及ぶものの、被災した神社はわずか1社だけだったことも忘れてはならないのです。歴史的知恵の中に持続可能な社会を創造するための綿密な科学性が隠されて いるのです。
そのため、これからも、足元からの田んぼ的発想で、私たちの『懐かしい未来』を共通基盤として考えることの重要性を痛感しています。
リオにて 岩渕成紀
2012年04月29日
農の学校オリエンテーションpart2 「はたけ」「ハーブ」
前週に引き続き「たんぼの学校」「はたけの学校」のオリエンテーションを行った。
長谷川理事長からは、「自分はこの地で放棄される畑を積極的に借りて、息子や若い従業員に耕作させているが、人の土地は自分の畑より心を込めて手入れをするように日頃から言っている。みなさんにも、そんな気持ちで1年間接して頂きたい」
たんぼの鳥居校長とハーブの熊谷校長から作ることの楽しさと自ら作った野菜やお米を食べる喜びは格別であると挨拶があった。
前半の全体が修了し、後半はコース毎のオリエンテーション。
コースの特色が現れる。
■たんぼ初級はきっちり椅子を並べた教室形式で、じっくり話を聞く。
■ハーブは長机を多角形に並べ顔が見える配置で懇談。
■たんぼ豊年倶楽部(中級~マイ田んぼ)は床に直に車座で、より距離感近く親密な作戦会議的。
どの顔も、期待にあふれるオリエンテーション、ここからはじまる。
2012年04月24日
すべてはオリエンテーションから~part1 4/8
農の学校は11年目を数える。オリエンテーションが大事だ。
「小田原食と緑の交流事業」のめざすものや組織の成り立ちを紹介し、
ルールを確認し、お互いが了解しあって、スタートする。
行き違いや不信感を最小限に、協同性や自主性を育み、
上質な時間を過ごしていただくための入り口だ。
沢山の人が土に触れ、自然の営みとしての農を身近に感じる。
「はたけの学校」「果樹の学校」の参加者が集まってのオリエンテーション
はたけは今年からインストラクターが変わり、新鮮なスタート
果樹は参加者と農家のマッティングが大切だ
家族ごとに綿密な話し合いをする
さあ、また新しい年の始まりだ。
2012年04月23日
下曽我梅の実すくすく日記~花から実へと梅の生命力
今年は冬が長引いて、待ちに待った梅の花
そして、花の季節はいつもより駆け足で過ぎ
小さな実を結び、日毎に膨らんでいく
寒さに耐えて準備して、
花開き実となる、熟して次の世代を準備する
人の組織も似ている
NPOの締めの季節だ
総会前の理事会、成長に伴い、課題が見えてくる
知恵を出し合い本音で議論する
年間4000人の交流をコーディネートする
沢山のボランティアや生産者やスタッフが協同し輪がひろがった
ノウハウも蓄え、アイデアもある、
しかし課題もある。
常に継続することの意味や存在意義を問い続ける
ずっとそうしてきた
物は工夫次第で何とでもなる、要は人
そして、資金
NPOの共通の悩み
次の世代を準備する梅の木に習いたい
花をつけ実を結ぶこの繰り返しの営みを
交流は人と人を結びつけ、無から有を生み出す目に見えない事の連続
2012年03月07日
募集~薬膳料理、ハーブインストラクター養成コース等
4月開講「薬膳料理教室」、農の学校「JHSハーブインストラクター初級養成コース」「たんぼの学校初級コース」の追加募集中
小田原の下曽我「梅の里センター」「みのり館」、「近隣のたんぼ」にて開催。
まだ定員に余裕がありますので、締め切り等詳しくはNPO法人小田原食とみどりのホームページの案内をご覧頂きお申し込み下さい。
富士山を仰ぎ、豊かな自然に触れながら学び・遊び・働きます。また、季節の花々が目を楽しませてくれます。楽しさ満載
2012年02月23日
「たんぼの学校」原点~その昔、金井島での苗作り
瀬戸屋敷のおひな様を見に開成町に行き、立ち寄った懐かしい場所。
シンボルの水車小屋がある場所。ああ、ここ ここ。
2005年あしがら農の会の方にインストラクターをお願いした年のこと、金井島のたんぼで一緒に苗作りをやらせてもらった。
苗床となる畝を板や水糸を使い水平にならし、ヒタヒタに水を引き入れて苗を作る。川の水を流し入れて作る。軸がしっかりとした苗が育つ。がっちりとした苗は田植え後も丈夫に育つ。草に負けないで育つから、雑草が取りやすい。
あの時参加した子供は苗取りの時、腰まで水に浸かりどろんこで泳ぎ楽しそうだったなあ~。あの子は今何歳になったかしら?素敵なお嬢さんに成長したことでしょう。仲間と田んぼを続けると、よその子供が育つのも楽しみ。稲と同じ、ぐんぐん大きくなる。
懐かしい金井島と水車小屋を久々に訪れた。郷愁に浸る。
2012年02月08日
小田原「農の学校」~今年も参加者募集の時期がきて~
農の学校を始めて10年。
今年もNPO小田原食とみどり「農の学校2012」の参加者募集の時期が来ました。
最初は「はたけの学校」から始まりました。
みのり館のすぐ裏に、耕作放棄の畑があり、イタドリが繁茂していたのを、生産者の皆さんと畑に復元したのが「みんなの畑」。
はたけの学校の前進です。
いまその畑は、「ハーブの学校」の圃場として使われていて、季節ごとに様々なハーブが可憐な花をつけ、訪れる人の目を楽しませてくれます。
茅ヶ崎にハーブ専門店「アールグレイ」を構える熊谷先生のご指導の元、メンバーが手入れし、今素敵なハーブ畑となりました。
農の学校は、「たんぼの学校」「はたけの学校」「ハーブの学校」「果樹の学校」全11コース。
折に触れて11のコースを順次紹介していきます。
小田原でまってま~す
今年もNPO小田原食とみどり「農の学校2012」の参加者募集の時期が来ました。
最初は「はたけの学校」から始まりました。
みのり館のすぐ裏に、耕作放棄の畑があり、イタドリが繁茂していたのを、生産者の皆さんと畑に復元したのが「みんなの畑」。
はたけの学校の前進です。
いまその畑は、「ハーブの学校」の圃場として使われていて、季節ごとに様々なハーブが可憐な花をつけ、訪れる人の目を楽しませてくれます。
茅ヶ崎にハーブ専門店「アールグレイ」を構える熊谷先生のご指導の元、メンバーが手入れし、今素敵なハーブ畑となりました。
農の学校は、「たんぼの学校」「はたけの学校」「ハーブの学校」「果樹の学校」全11コース。
折に触れて11のコースを順次紹介していきます。
小田原でまってま~す
2012年02月04日
薬膳料理講座を開催します~受講生募集中
NPO法人小田原食とみどりは、昨年度から小田原市の「梅の里センター」の指定管理者としてジョイントベンチャーで委託をされています。NPOはソフト面を受持ち、より沢山の人が会館を利用しその周辺の地域をも含め活性しようと取り組んでいます。
今回、北京中医薬大学提携校「本草薬膳学院」の講師協力、講座内容にそって薬膳料理講座を開講します。
5回の講義+実習と、2回の薬草探しツアー・自然薯掘りツアーを実施します。講師には辰巳 洋先生(中国中医研究院 主治医師)、安里清子先生(国際薬膳師)があたります。
小田原下曽我の自然を背景に、薬膳を学んでみませんか。受講生募集中です。詳しくはNPO法人小田原食とみどりへお問い合わせください。
e-mail desk@shoku-midori.or.jp
HP http://shoku-midori.or.jp
【豆知識】薬膳とは
東洋医学の理論に基づいた予防的食養生をいいます。東洋医学では病気になる前の身体のバランスを崩した状態「未病」という概念があり、この段階で食事によって健康な状態に戻すのが薬膳です。身体にあった旬の食材をバランスよく食べることで、自然治癒力を高め病気になりにくい体質をつくることが薬膳の基本です。
今回、北京中医薬大学提携校「本草薬膳学院」の講師協力、講座内容にそって薬膳料理講座を開講します。
5回の講義+実習と、2回の薬草探しツアー・自然薯掘りツアーを実施します。講師には辰巳 洋先生(中国中医研究院 主治医師)、安里清子先生(国際薬膳師)があたります。
小田原下曽我の自然を背景に、薬膳を学んでみませんか。受講生募集中です。詳しくはNPO法人小田原食とみどりへお問い合わせください。
e-mail desk@shoku-midori.or.jp
HP http://shoku-midori.or.jp
【豆知識】薬膳とは
東洋医学の理論に基づいた予防的食養生をいいます。東洋医学では病気になる前の身体のバランスを崩した状態「未病」という概念があり、この段階で食事によって健康な状態に戻すのが薬膳です。身体にあった旬の食材をバランスよく食べることで、自然治癒力を高め病気になりにくい体質をつくることが薬膳の基本です。
2012年01月30日
Yさんの結婚を祝う会 ~一足さきに、春がやってきて
我がNPOは、このところおめでた続きです。
先月、事務局 Iさんの結婚祝いをしたばかり。
震災後、結婚が増えたとは聞いていたが、身近でこんなに立て続けにやってくるとは想像だにしませんでした。
どちらも私にとって同士のような存在、心から嬉しく、祝福したい。
この思いは、お祝いに集まった21人、NPOの理事監事、アドバイザー、運営協力者の方々、たんぼの仲間達も同じでしょう。
経歴と活動への関わりは多様で、この人たちの連携と連帯の力でNPOはここまできました。
Yさんのお祝いにかこつけて、11年の小田原交流事業の振り返りを、撮り貯めた写真(おそらく万単位の枚数)をピックアップしてパワーポイントに落として披露した。もちろん主役はYさん。Yさんが普段どんな動きをしてきたか写真が物語っている。
YさんのNPOへの貢献度は実は凄い!と思っている。
小田原では「講釈師」と呼ばれている。口先が先行する、言いっ放しのこともある。だが、その中に煌めく言葉があり、先見性がある。ダボラと、見過ごすといい加減で終わるが、拾い上げて受け止めて、形にすると納得する。
係わる一人ひとりに小田原でのドラマがあるが、Yさんのは特出している。
たんぼ仲間のセネガル出身のマサンバさんが民族衣装をまとって、お国の太鼓持参で駆けつけてくれた。
自作の歌は今朝作ってきたという。
♪◯ぶ◯くん、ひろ◯ちゃん~おめでとう~♪
マサンバさんの太鼓でみんなが合唱。
いわもとさんにサザンの歌をうたわせると、上手い! なりきるのが凄い、声がそっくりになる。
そして、ともこさんのバイオリン。本人がBGM程度でいいと、ケーキ入刀、花束とプレゼントの贈呈にバイオリンで華を飾る。
ひろのぶさんは、梅の花を沢山持ってきてくれた。テーブルが華やかで、梅の控えめの芳しい香りに包まれる。
司会のたかはしさん、質問コーナーを盛り上げてくれたいしかわさん。
会場の「えれんなごっそ」では、副社長の鈴木さんがケーキを差し入れて下さいました。
みんなの手作りの心のこもったお祝い会でした。
さて、Yさんの結婚祝いの会の案内を出すのが楽しみでした。
受け取った人の驚きが想像できるから。
目を疑い、読み違いではないかと、メガネを外して読みなおした人がいたという。
このタイミング、全くYさんらしい。ご本人はいたって自然体のようだが、日頃の言動との落差で目が点になる。
お相手は、種子島の市会議員さんだ。克己心と情熱と鷹揚さ、あたりは柔らかいが、心棒がしっかりとしている感じ。
議員さんとあって、マイクを持つ手も慣れていて落ち着いた話しぶり。
ああ~、Yさんが求めていたのはこういう人だったのか、とうなずける。
素敵な方だ。新しい仲間が増えた。
Yさん、すっかり尻に敷かれ、なんとも嬉しそう。普段の役職や仕事ぶりからかけ離れ、実に幸せそうで、見ていられない。
遅い春がやってきた。よかった、よかった。とにかくメロメロ。
蛇足だが、小田原の交流事業は12年目を向かえる。小田原産直組合(ジョイファーム小田原)とパルシステム神奈川ゆめコープが中心となって、共に創ってきた歴史がある。
しかし、原発事故以来関東でも放射能問題は深刻だ。今こそ試される時だ。NPOとして、人が編んだ組織の力の見せどころ。
Yさんのお祝いに集まった濃い人々に触れながら、この人達となら乗り越えていけそうと確信した。
2012年01月24日
新しい畑は 元耕作放棄地 ~「はたけの学校」
はたけの学校中級コースの畑が、また移転。
素人ながらも、農家のアドバイスをもらいながら、手塩にかけて土づくり。
やっといい畑になったな~、なんて悦に入っていると、突然「畑を返して」と地主さんから言われることは珍しくない。
今回も例に漏れない。
新しく借りる畑は、地主さんがみかんの木を撤去して、畑とし貸してくださるもの。
また、土づくりから始める。メンバーはため息混じり。
NPOの運営に、しっかりしてよと苦言を呈する。おっしゃることに一理ある。
最後は、一緒に創ろうよ、という所で次の一歩を共に踏み出せた。
先ほどまで、みのり館で冷たい床に車座になり、忌憚のない意見交換をした。
NPOの活動が試される。
「はたけの学校」開始から丸10年。
NPO小田原食とみどりの「農の学校」で一番最初に始めたのが、
ジョイファーム小田原の生産者たちと協力しながら開墾した「みんなの畑」だ。
10年前はまだこのような場が珍しく、都市で暮らす人々が家族連れで参加した。
大人の背丈ほどある雑草を撤去して、土にまみれながら日暮れまで整地した。
生産者にしても珍しい出来事で、「何だ、こんなことがおもしれえのかよ」といいながら、
沢山の人が野良仕事そっちのけで終日付き合ってくれた。
これが、その時の写真だ。そう、21世紀幕開け間もない頃、今から10年前のこと
2012年01月08日
菜花の 芯取り ~「農の学校」~
温暖な小田原では、大概の農産物が栽培できます。
10年ほど前から、この地の農家さんがよく作るのが菜花。
成長も早く、次々と脇芽が伸びてきて生命力抜群。芯取りで収穫量が、グッとふえます。
昨年末、「はたけの学校」共有スペースの菜花の芯取りをしました(年末につき、事務局が作業代行)。
ザクザクとハサミで芯を切って、あっという間に収穫。
この時期の芯芽は、柔らかく独特の苦味とシャキシャキ感が持ち味。さっと湯がいてシンプルにお浸しが最高。
一週間後、こんなに成長してました。はたけの学校の皆さんが来るのを待ってま~す
2011年12月11日
事務局 I さんの結婚を祝う会
I さんとの出会いは運命的といえる。
前任者のオメデタで事務局不在となり、
当時の事務局長からは後任者人選の矢の催促。
そんな折、日本食育学会設立総会シンポジウム後の懇親会で彼女に出会った。
珍しい個人参加だ。
出席者は、食の世界の重鎮や、生産・メーカー・流通関係者ばかり。
私はパルシステム神奈川ゆめコープの理事長として
学会の常任理事を拝命し出席していた。
サンドイッチを取ろうとたまたま私の移動してきた彼女。
話が弾んだ。気軽に事務局募集中の話をした。
2006年12月2日小田原下曽我のみかん畑、ここからの絶景と
食と農にかける夢をぶちまけて、ラブコール。
縁がつながり、I さんは小田原に転居してきた。
あれから5年。
いろいろあったけど I さんの人を引きつける力で
我がNPOは地域での存在感が増した。
18名での祝う会、口々にお祝いを述べ讃える。
I さんの人柄がうかがえる。
理事鳥居さん高橋克巳さんの余興(ロボット?操り人形?)、会場との掛け合いが絶妙。
事務局倫子さんのバイオリン演奏で盛り上がる。
寄せ書き(倫子さんの力作)、花束、記念品。
手作りの温かい会だった。
お連れ合いとなるOさんはスポーツマンで声が魅力の頼もしい方。
お二人の新居は都内。
みんなで代わる代わるOさんに
「是非、田んぼにきてね~♪」と誘う。
また仲間が増えた。
前任者のオメデタで事務局不在となり、
当時の事務局長からは後任者人選の矢の催促。
そんな折、日本食育学会設立総会シンポジウム後の懇親会で彼女に出会った。
珍しい個人参加だ。
出席者は、食の世界の重鎮や、生産・メーカー・流通関係者ばかり。
私はパルシステム神奈川ゆめコープの理事長として
学会の常任理事を拝命し出席していた。
サンドイッチを取ろうとたまたま私の移動してきた彼女。
話が弾んだ。気軽に事務局募集中の話をした。
2006年12月2日小田原下曽我のみかん畑、ここからの絶景と
食と農にかける夢をぶちまけて、ラブコール。
縁がつながり、I さんは小田原に転居してきた。
あれから5年。
いろいろあったけど I さんの人を引きつける力で
我がNPOは地域での存在感が増した。
18名での祝う会、口々にお祝いを述べ讃える。
I さんの人柄がうかがえる。
理事鳥居さん高橋克巳さんの余興(ロボット?操り人形?)、会場との掛け合いが絶妙。
事務局倫子さんのバイオリン演奏で盛り上がる。
寄せ書き(倫子さんの力作)、花束、記念品。
手作りの温かい会だった。
お連れ合いとなるOさんはスポーツマンで声が魅力の頼もしい方。
お二人の新居は都内。
みんなで代わる代わるOさんに
「是非、田んぼにきてね~♪」と誘う。
また仲間が増えた。
2011年11月30日
玉ねぎオーナー、 雨上がりに「苗」の植え付け
小田原の歴史は石器時代にさかのぼる。
西東の人々が融合した所でもある。今はショッピングモールの下に埋まっている「まぼろしの」中里遺跡(縄文晩期)には、縄文人と渡来人(弥生人)が住んでいた、という「証拠」があるそうだ。
温暖で豊かな水系、大概の作物はできる。
果樹が中心だが、玉ねぎも特産物の一つ。
「小田原食とみどり」の活動に、玉ねぎのオーナー制度がある。
11月20日日曜日、64区画用意し家族毎に入って植え付けを行った。
開会式が済むと、いざ出発!
前日の大雨で畑が田んぼ化、足を取られて転倒者ありで、大盛り上がり \(^o^)/
植え付けが終わると、三々五々帰っていく。
来年の5月の収穫が楽しみだ (*^_^*)
この日はジョイファーム小田原の生産者、石井さんが農産物の直売をしてくれた。
人気はみかんの詰め放題、我がNPOでは「たんぼの学校」の無農薬有機肥料米のキヌヒカリ(うるち米)とアサムラサキ(黒米)を販売。
2011年11月23日
丘の上のゆず&キウイ畑 in小田原石橋
抜けるような青空、清涼な空気。晴天に恵まれ豊かな気分になる。
石橋の山のてっぺんの廣石さんの畑。
廣石さんはNPO法人小田原食とみどりの理事。
キウイとゆずが畑主に忘れ去られ、たわわに生る。
廣石さんは果樹農家だが、作業効率の悪いところは
やりきれず、手が回らない。
だからこの一年、そこを手入れしてきたのが同じく理事の石川さん。IT関連の仕事をする都会のサラリーマンだ。
週末農業で、メキメキ技術を磨き、今や農家ハダシ。
援農企画にNPOスタッフ6名、参加者5名が参加した。
参加者は農の学校の経験者で、皆手際よい。
要領よく作業をこなし、みな良く働く。
9:15に、早川駅集合。
一車線ぎりぎりの 急な坂道を登っていく。
落ち葉を踏みしめ 薄暗い山道を登っていく。
一転、視界が開け、キラキラ光る海と青空がまばゆいばかりに飛び込んでくる。
眩しい!
わ~と歓声をあげ、
感動!!!
この景色が見たくてゆずの山に登る。
山にはイノシシが出る、猿も出没する、秋にはスズメバチも。
畑で石川さんからレクチャーされ、作業開始。
キウイはポキポキと軸から果実をもぐ。
あっという間に1反(10a)の畑の作業終了。
今度はゆずだ。
野放しのゆず畑は藪と化し、そこを草刈り機で道を作り分け入る。
何だか探検隊みたいだ。
ワクワクする。
実に楽しい。
高枝鋏を男性陣が器用に使いこなし、女性陣は低い枝を収穫する。
無農薬だから綺麗とは言いがたい。
店頭で見たら振り向かないような不器量なゆず達。
無農薬では きれいなゆずは作れないだから当たり前。
しかし、香りは抜群。
事務局の倫子さんは ゆずをみかんのように皮を剥き美味しそうに食べる。
佐奈田霊社のみかん畑で昼食をとる。
川添さんの口利きで 絶景スポットに案内された。
川添さんはNPOのこころ強い助っ人だ。
もう一人忘れてならないのが高橋克巳さん、交流事業開始以来の強い味方。
沢山の人たちに支えられて「小田原食と緑の交流事業」は成り立っている。