新しい畑は 元耕作放棄地 ~「はたけの学校」

たんぽぽの綿毛

2012年01月24日 01:26



はたけの学校中級コースの畑が、また移転。
素人ながらも、農家のアドバイスをもらいながら、手塩にかけて土づくり。
やっといい畑になったな~、なんて悦に入っていると、突然「畑を返して」と地主さんから言われることは珍しくない。
今回も例に漏れない。

新しく借りる畑は、地主さんがみかんの木を撤去して、畑とし貸してくださるもの。
また、土づくりから始める。メンバーはため息混じり。
NPOの運営に、しっかりしてよと苦言を呈する。おっしゃることに一理ある。


最後は、一緒に創ろうよ、という所で次の一歩を共に踏み出せた。
先ほどまで、みのり館で冷たい床に車座になり、忌憚のない意見交換をした。
NPOの活動が試される。



「はたけの学校」開始から丸10年。
NPO小田原食とみどりの「農の学校」で一番最初に始めたのが、
ジョイファーム小田原の生産者たちと協力しながら開墾した「みんなの畑」だ。
10年前はまだこのような場が珍しく、都市で暮らす人々が家族連れで参加した。
大人の背丈ほどある雑草を撤去して、土にまみれながら日暮れまで整地した。
生産者にしても珍しい出来事で、「何だ、こんなことがおもしれえのかよ」といいながら、
沢山の人が野良仕事そっちのけで終日付き合ってくれた。



これが、その時の写真だ。そう、21世紀幕開け間もない頃、今から10年前のこと



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