たんぼの学校~みんなで圃場整備

たんぽぽの綿毛

2012年05月27日 23:49



小田原の田植えは6月に入ってからが最盛期。
土日ともなると、整備された農道を田植機を積んだトラックが往来し、活気に満ちた生命あふれる季節を向かえる。
さあ、また稲作の1年が始まる。一年に一作、単調なようで、実は毎年違う。同じ作業の繰り返しのようで、結果は毎年違う。農家でも一代で50回経験すれば多いほうだ。プロ中のプロが50回しか経験できない。だから毎年の勝負は誠心誠意、力がはいるのでしょう。
では、私たちの米作りはどうかというと、こっちも真剣勝負だ。農薬を使わない、肥料は有機質の物を使い、化学の力に頼らず、生きものの力を借りて自然の摂理に則った稲作をやる。が、偉そうに言っても収穫量が理想に追いつかない。最高で反収8俵(10aで480㌔の収穫量)、最低で3俵に満たないこともしばしば。夏場の数十回に渡る修行のような草取り、とってもとっても雑草は勢い良く伸びてくる。様々学習会を重ね学んでも都会ぐらしの週末農業には限界があり、10年やっても進歩がのろい。
今年こそは、初期除草、フキのエキスで稲の成長を助け、収量アップを狙おう!!!
ということで、今日は豊年倶楽部の仲間と圃場整備。水路掃除、取水口修理、ビオトープ整備、草刈り・・・たんぼの整備に100%はない。できることをやる、みんなで協力してやる、連帯感でヤル気が起きる。

草刈り途中・・・・おや?鴨のモノとも思われる卵が草むらに11個、巣の中に行儀よく並べられているのを発見!!そこだけ草を刈り残し、そっと見守る。



5/5に土からこだわって蒔いた籾、ここまで育って田植えを待つ。葉先が茶色いのが黒米「朝紫」、手前が神奈川県推奨品種の「キヌヒカリ」




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