たんぼの学校~今、早期除草の実践!

たんぽぽの綿毛

2012年06月09日 22:57



こちらは「はる水たんぼ」の看板、シリーズで作成したうちの一つ。はる水とは冬季湛水(ふゆ水田んぼ)の簡略版。
この地域では水が集中管理されており、好きな時に自由に水を入れることは不可能なので、水解禁となったらすぐに水を張り、生きものの力で田んぼをいち早く活性化させるのです。

田んぼを始めて以来、雑草に悩ませれ、収穫量は極端に少ない。専業農家から見たらお遊びの域を出ない。何といってもヒエコナギが繁茂する。とってもとっても生えてくる、イタチごっこです。
私たちは、化学合成の農薬や肥料を使わず稲作に取り組んできました。それは私たちの理念、めざすものを実現するためです。
そこで、有機農業を実践している「あしがら有機の里づくり協議会」事務局長のあづまさんをお呼びして学習会を開催したのが昨年のこと。
決め手は、早期除草。



田植え後3~7日目にコナギが発生する。


その時にタイミングよく地面をかき回すことで、コナギが抜けて水面に浮く


そうしたら、水をたっぷり張って、流してしまう。去年は理論は分かっていたがけど、手間がかけられなかった。今年はゆとりをもって平日メンバーに呼びかけ、5日目に実践した。
5人でたっぷり4時間かけて、1.5畝ほどの除草をした。針のようなコナギの芽、レーキで土をかき混ぜると、浮いてくる。
それを水に流す。どれほどの効果があるか、楽しみです。

関連記事