2012年10月23日
納豆屋さんがわらを求めてやってきた~たんぼ(10/14)
最近あまり見かけなくなったわらに包まれた納豆。本来の納豆の姿。農薬を使わず、化学肥料も使用しない米作り。わらも利用できないかと、納豆屋「カジノヤ」さんに持ちかけた。今日は担当のもりもとさんがわらの引き取りにやってきた。たんぼの学校の初級コースのわらと、いしかわさんのマイ田んぼのわらを提供した。脱穀前のレクチャーでもりもとさんから趣旨を話して頂いた。わらの吟味も
初級インストラクターやまもとさん、朝のレクチャーはお宝の「紙芝居」ではじまる。よ~く、学んでからたんぼに向かう。
足踏み脱穀機、ブインブインと回してもみをしごく。
老いも若きも一つになって
どんどん稲を送り込むものだから、機械はお手上げ。メンテナンスはさがみ農機のこみやさんが飛んできて下さる。有難いことです。
お世話になった案山子の解体組と、
焼き芋組、はざ掛けの竿の解体わらの片付け組に分かれて作業。案山子を燃やし、その焚き火で焼き芋と焼き栗。これも大きなお楽しみ
あとに残るは、先週刈り取った切り株。ひこばえが一週間でぐんと伸び、黒米のひこばえは、やっぱり紫の斑入りだ。DNAを受け継いで。
2012年10月22日
収穫の喜び~たんぼの学校(10/8)
秋晴れ、山から雲が湧き出るような、収穫の喜びが空まで広がる。
むせ返る暑さの中の草取りの汗も、この日を向かえるためにある。
案山子君、ご苦労様、お陰様で今年は豊作だ。
全国的にも作況指数103と恵まれた米作りの年となった。
初級コースの稲刈りが始まる。案山子と人間が共存
さて、こちらは案山子たんぼの隣、中級コースの稲刈り。今日の段取りを、インストラクターたかはしさんから説明。
中級コースは、機械を使う。8家族で4枚の田んぼを耕作するには、機械が必須。
りょうたろうくんがいつも通り飛び回って働く。バインダーからポンポン投げ出される稲束を回収して一箇所に集める。はざ掛けする位置を考えながら稲束を集める。これも10年のノウハウの蓄積。
NPO新人スタッフおのさんもバインダーの使い方をマスターした。
りょうたろうくんファミリーの連携プレー
こちらはセネガル出身のマサンバさん
終了!はざ掛けされた稲をバックに、ご苦労様。
一方初級コースは、昔ながらの鎌での手刈り。稲束をくくる藁を用意。
日が傾くころまで頑張った。
2012年10月01日
梅の里販売コーナー~オープニングセレモニー
新しい公共が叫ばれて久しい。当NPOが小田原市梅の里センターと曽我みのり館の指定管理者となって早2年半が過ぎた。記憶違いでなければ、委託料は年間600万円ほどの節税になっているはずだ。
民間への管理委託が資金面だけの節約ではなくて、民間ならでわの発想と改革なくしては、単なる下請けにすぎない。
この業務を請け負ったのは、「JVトータルライフ小田原食とみどり」だ。
ビルメンテナンス会社と、企画運営を得意とする当NPOがジョイントベンチャーという形で名乗りを上げ、5者入札の中から選ばれ管理することとなった。
昨年度は、小泉武夫先生の講演会を開催し好評を博した。この4月からは、連続講座「薬膳調理講座」を開催している。
そして、この度販売コーナーがオープンした。
思えば長い道のりだった。予定から遅れること1年。
私たちは、販売コーナーで商いをすることも大切だが、一番の目的は、会館に一人でも多くの人が訪れ利用者が増えることで、施設が地域のために役立ち文化的に発展し、経済的に潤うことだ。共存共栄、
そうは云っても中々理解されない。地域色が強く結束力が固いこの地で新しいことをはじめるのは非常に困難であるということをこの1年半で身に沁みた。
諦めずに地道に地域の長老と話し合いを続けてきたが、先方にはまだわだかまりがあるようだ。「直売所」から「販売コーナー」に名称も変更した。共に歩んで行く事でいつかは距離が縮まることを願いつつ、今日オープンを迎えた。
はたけの学校中級コースの方たちが、オープンを祝って農薬不使用、有機肥料施肥の元気な野菜たちを提供してくれた。パルシステム神奈川ゆめコープからは開店祝いの生花、はせがわさんからも盛花が寄せられた。
早速お客さんが購入してくださり、嬉しい!
今日は暑さも後押ししてくれサイダー(地元の果物がベース)、地元牧場のアイスクリームも売れた。
野菜や、お勧めした黒米を買ってくださる方もいて、ありがたい!!